【徹底解説】不動産買取の流れと不動産を買取で売却するデメリットについて！

不動産を売却すると資金調達をすることができますので、メリットが多いように思えますが、デメリットもいくつか存在します。今回は、不動産を売却するとどのようなデメリットがあるのかについて詳しく解説致します。是非最後までご覧下さい。

不動産の買取には二種類、「買取保証」と「即時買取」があります。

買取保証とは、一定の期間は売却活動によって買い手を探しますが、買い手が見つからなかった場合に、あらかじめ取り決めていた金額で不動産会社が買い取ってくれるという仕組みのことです。買取と仲介それぞれの仕組みのよいところを利用できるメリットがあり、売却までには少し時間がかかる可能性がありますが、高く売ることができます。

即時買取とは、第三者ではなく不動産会社にすぐに買い取ってもらう方法のことです。広告宣伝などを通して第三者の買い手を探す売却活動は行わないため、すぐに不動産を売却したい場合には買取保証よりも即時買取を選択することをおすすめします。

不動産を売却するには、複数の書類が必要になりますので、まず必要な書類の準備をします。書類に不備や不足があると、スムーズに売却が行えなくなってしまうので注意しましょう。次に不動産会社を選びます。どの不動産会社と契約するかによって売却の条件は大きく異なりますので、不動産会社選びは慎重に行いましょう。まずはいくつかの不動産会社に査定を依頼し、査定結果で提示された売却金額を比較検討します。さらに売却するうえでの条件を確認し、最も希望に合う条件を提示してくれた会社と契約を結びます。売買契約締結後は不動産を引き渡す準備をします。決済をして不動産の代金を受け取った後、引き渡しという流れになります。そして、忘れてはいけないのは確定申告の手続きです。確定申告を行わないと不必要な税金を支払うことになってしまったり、税金の控除を受けられなくなったりする可能性がありますので注意が必要です。

次に、不動産を買取で売却するとどのようなデメリットがあるのか解説していきます。

不動産買取の場合ですと、不動産仲介よりも売却価格が安くなってしまうというデメリットがあります。売却価格が安くなってしまう理由としては、不動産をリフォームするための費用を考慮するからです。不動産会社は買い取った物件にリフォームやリノベーションをして再販売しますので、そのための費用を不動産会社が負担することになります。そのような理由から不動産の買取価格は相場の6～7割程度になってしまうのが一般的で、場合によっては5割程度になってしまうこともありますので、少しでも高く売りたいとお考えの場合は不動産買取ではなく不動産仲介で売却することをおすすめ致します。

実は、不動産買取に対応してくれる不動産会社はあまり多くなく、不動産買取に対応してくれるところ、不動産仲介に対応してくれるところ、両方に対応してくれるところとそれぞれ異なり、不動産会社であればどこでも不動産買取と不動産仲介をどちらもできるというわけではないのです。もし不動産買取を依頼する場合には、不動産買取を依頼したいのに不動産仲介しかできないということになってしまわないように、不動産買取に対応してくれる不動産会社かどうかを事前に確認する必要があるということを覚えておきましょう。

不動産会社に買取をしてもらうとなると、再販された際に結局誰が買い手になったのかということを把握することができないというデメリットがあります。通常、不動産を売却するときには売り手が買い手の家族構成や職業、収入などを見て買い手を選ぶことができるのです。代金を支払えそうかということや地域の人とトラブルを起こさないかなどの観点から買い手を選ぶことが多いのですが、買取ですと、第三者ではなくまずは不動産会社が買い手となり、リフォームを施された後に再販売されるのが一般的ですので、不動産会社が誰に売却したのかが分かりません。ですので、買い手となる人を自分で選びたいという場合には不動産買取ではなく不動産仲介をおすすめします。

不動産買取では不動産会社が買い手となるため、売れ残ることがないというのがメリットの一つでしたが、どのような不動産でも必ず買い取ってもらえるというわけではなく、中には買取を断られるケースもあります。例としては、山奥やはずれにある物件などアクセスの悪い場所にある不動産は需要が低く、たとえリフォームを施してきれいにしたとしても売れずに残ってしまう可能性が高くなります。また、都心にあったとしても交通手段がなかったりバスの本数が少なかったりすると、売れ残るリスクがあります。そういった不動産は買取を断られることがあります。他にも、老朽化がひどい場合や破損がある場合など、買い手がつきにくいと判断されてしまった場合は買取を断られる場合があります。買い取ってもらえるかどうかは、不動産会社に一度相談してみるとよいでしょう。

不動産買取の場合ですと、価格については不動産会社が指定してくることが多く、自由に決めることができません。そして相場の価格より安くなってしまうのが一般的です。

一方で、不動産仲介による売却の場合は、売り手が売却価格を決めることができます。不動産の査定額はあくまで目安でしかありませんので、仮に査定額が低かったとしても、それより高い価格をつけることもできます。

不動産買取の場合でも価格の交渉をすることはできますが、不動産仲介ほど自由に設定することはできません。自分が売りたい価格よりも安く売却することになる可能性が高いので、その点を覚悟したうえで不動産買取を依頼しましょう。

ここまで不動産を買取で売却する場合のデメリットを解説してきましたが、もちろんメリットもあります。不動産を買取で売却するメリットとしては、仲介手数料が必要ないこと、売却が完了するまでの期間が短いこと、現金をすぐに手にすることができること、売却活動の必要がないこと、売却に関するスケジュールを立てやすいこと、不動産を売却したことが近所の人に知られずにすむということ、瑕疵担保責任を回避できることなどです。

では、不動産をうまく売却するコツはあるのでしょうか。売却を成功させるポイントについて理解したうえで売却することで、売却のデメリットが解消できるかもしれません。

不動産会社を選ぶ際には信頼できる会社を選びましょう。中には対応がよくなかったり、会社の利益だけを考えて提案してくる不動産会社もあります。信頼できる不動産会社でないと、不必要な手数料を請求されてしまったり、相場とかけ離れた価格を提示されてしまったりというトラブルに巻き込まれてしまう可能性もありますので注意しましょう。

信頼できる不動産会社かどうかは、実際に不動産会社に相談に行ったときなどに、親身に相談に乗ってくれるかや対応は迅速であるかなどを見て、信頼できる会社かどうか判断するとよいでしょう。また、宅建業の免許を持っているかどうかという点でも信頼性を判断できます。宅建業の免許を持っている会社であれば信頼できる会社と言えますので、不動産会社のホームページで宅建業の免許の有無を確認するか、実際に尋ねてみて確認しましょう。このようにして、売却は信頼できる不動産会社に依頼するようにしましょう。

不動産会社を選ぶときには複数の会社を見てから選ぶようにしましょう。売却価格は各会社によって数百万円単位で変わることがありますので、仮に1社にしか査定を依頼していないと、もっと高く売ることができたかもしれないと後悔する可能性があるからです。自分に合った売却ができる不動産会社を選ぶ為にも最低でも2〜3以上の不動産会社に査定を依頼して比較検討することをおすすめします。

複数の会社に査定を依頼するとなると面倒ですので、その際は一括査定というサービスをを利用すると便利です。一括査定とは、不動産の情報を一度入力すると複数の会社からの査定結果を受け取れるというサービスです。受け取った査定結果を比較検討して最も希望に合う会社と取引を進めることになります。一括査定をしてしまうと売却を断りづらいというイメージがあるかもしれませんが、査定を依頼した後でも売却を断ることができますので、気軽に依頼してみましょう。

今回は、不動産を買取で売却するとどのようなデメリットがあるのかについて解説してきました。

不動産を買取で売却するデメリットには、不動産仲介より不動産買取の方が売却価格が安くなってしまう、不動産買取に対応してくれる会社が少ない、不動産を誰が購入するのか把握できない、不動産会社に買取を断られる場合がある、不動産の価格を自分で自由に決めることができないといったようなデメリットがあります。しかし、信頼できる不動産会社に依頼したり、複数の会社を比較検討して自分に合った会社を選ぶことで、希望通りの売却をすることができますので、不動産を売却するときには特に不動産会社選びに気をつけましょう。

富山市のTUMUGU不動産株式会社は不動産売買に特化しております。

また、TUMUGU不動産株式会社は、「お客様に損をさせない」をモットーに日々営業活動に取り組んでおります。お客様のニーズに合ったご提案をすることをお約束しますので、不動産の売却をご検討されている方は、是非一度、富山市の不動産売却に特化したTUMUGU不動産株式会社までお問い合わせください。