【徹底解説】リースバックの流れやメリット、デメリットとその注意点について!
2024/08/19
リースバックという言葉を聞いたことがあるでしょうか。リースバックは、自宅を売却しながらも、その家に住み続けることができる手段の一つです。この方法は、特に高齢者や資金が必要な方に利用されています。この記事では、リースバックの具体的な流れやメリット、デメリット、そして利用時の注意点について詳しく解説します。
「リースバック」とは?
リースバックとは、自宅などの不動産を一度売却し、その後、売却先の不動産会社と賃貸借契約を結ぶことで、売却した家にそのまま住み続けることができる仕組みのことをいいます。資金が必要だが住み慣れた家を手放したくないという場合におすすめの方法です。特に住宅ローンの返済が困難な状況にある方や、資金が急に必要になった方にとって有効な手段です。
リースバック型の売却の流れ
リースバック型の売却の流れは、以下のとおりです。
相談・査定
№1
まずは、不動産会社にリースバックの相談を行います。不動産会社は物件の査定を行い、その査定額に基づいて契約条件を提示します。この時点で、自分の家の価値や条件を知ることができ、リースバックを進めるかどうかの判断材料になります。
契約・売却
№2
条件に納得ができたら、売買契約を結びます。この際、売却金額を受け取ります。契約においては、売却金額だけでなく、賃貸借契約の内容も細かく確認しておくことが重要です。特に、賃貸期間や家賃設定については、後々の生活に大きく影響するため、慎重に検討する必要があります。
賃貸借契約の締結
№3
売却後、売却先の会社と賃貸借契約を結び、家賃を支払いながら住み続けます。賃貸借契約においては、更新の有無や、将来的な家賃の変動条件なども確認しておくと良いでしょう。契約内容によっては、家賃の上昇が見込まれる場合もあるため、長期的な視点での計画が必要です。
その後の生活
№4
賃貸契約が成立すれば、そのまま現在の家に住み続けることが可能です。なお、契約期間終了後に退去するか、条件が許されれば再契約することもできます。再契約ができない場合は、引っ越しを検討する必要がありますが、この場合も早めに計画を立てることで、スムーズに対応できます。
リースバックで売却するメリット5選
ここでは、リースバックで売却するメリットを5つ解説します。
即時の資金調達が可能
1
リースバックを利用することで、物件を売却する際にまとまった資金を即座に得ることができます。この資金は、住宅ローンの返済や医療費、教育費、事業資金など、自由に使うことができます。特に、急な支出が必要になった場合には、大変便利な手段です。
住み慣れた家に住み続けられる
2
家を売却した後も、賃貸契約を結ぶことで住み慣れた家にそのまま住み続けられます。これにより、引越しによるストレスや生活環境の変化を避けることができます。高齢者にとって、生活環境の変化は大きな負担となることが多く、リースバックを利用することでそのリスクを回避できます。
プライバシーの保護
3
家を売却しても、その事実が外部に漏れることはなく、周囲に知られる心配がありません。特に近隣住民との関係が重要な地域において、プライバシーを守ることができるのは大きなメリットです。
不動産維持費や税金の負担軽減
4
所有権が移転することで、不動産にかかる維持費や税金の負担が軽減されます。固定資産税や修繕費など、長期的に見て大きな負担となる費用が削減されるため、リースバックを選ぶことで生活費の見直しが可能です。
買い戻しの可能性
5
ある程度の資金が貯まれば、再度物件を買い戻すことができる場合もあります。買い戻しを検討する際には、事前に買い戻しの条件を確認し、計画的に資金を準備することが重要です。
リースバックで売却する5つのデメリット
ここでは、リースバックで売却するデメリットを5つ解説します。メリットと合わせて知っておきましょう。
毎月の家賃負担
1
リースバック後は、家賃の支払いが発生します。この家賃は、一般的に相場よりも高めに設定されており、長期間の賃貸では負担が増える可能性があります。家賃が家計に与える影響をしっかりと計算し、無理のない範囲で契約を進めることが必要です。
買取価格の低さ
2
リースバックの買取価格は、通常の売却価格よりも低くなる傾向があります。これは、購入者側がリースバック後のリスクや管理コストを考慮しているためです。市場価格と比較し、どの程度の価格差があるのかを事前に確認しておくことが大切です。
賃貸借期間の制約
3
リースバックでの賃貸借期間は2~3年の定期借家契約が一般的です。この期間が終了すると、再契約ができない場合もあり、長く住み続けたい場合には不向きです。賃貸借期間が短い場合、次の住まいを早めに探す必要があります。
買い戻し費用の増加
4
再度物件を買い戻す場合、売却時の価格よりも高額になることが多く、資金が十分でないと買い戻しが難しいです。買い戻しの際に発生する費用や、追加で必要な資金についても事前に確認しておくと良いでしょう。
所有権の喪失
5
家を売却すると、当然ながらその家の所有権は失われます。これにより、家のリフォームや相続などが制限されることになります。家族に家を残したいと考えている場合や、リフォームを計画している場合には、リースバックが最適な選択かどうか慎重に検討する必要があります。
リースバックの5つの注意点
リースバック型の売却は問題点もありますので、利用を検討される際には、以下のような仕組みであることを理解したうえで利用するようにしましょう。
契約内容の確認
1
リースバックを利用する際には、契約内容をしっかり確認することが重要です。特に、家賃の設定や賃貸借期間、再契約の条件などを事前に確認しておく必要があります。これにより、予期せぬトラブルを未然に防ぐことができます。
複数の業者の比較
2
リースバックを提供する業者によって条件が異なるため、複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。特に、買取価格や家賃設定の差が大きい場合があるため、しっかりと比較検討することが重要です。
買い戻し条件の確認
3
将来的に物件を買い戻すことを視野に入れている場合、買い戻しの条件や価格についても契約前に明確にしておくことが重要です。買い戻しが難しい場合には、他の選択肢を検討する必要があるかもしれません。
税金や費用の見積もり
4
リースバックによる売却でも、譲渡所得税が発生する場合があります。売却前に税金やその他の費用についても把握しておきましょう。税金の負担を軽減するために、専門家に相談することも有効です。
家賃の見積もりと長期計画
5
リースバック後に支払う家賃が長期的に家計に与える影響を見積もり、無理のない範囲での支払い計画を立てることが重要です。家賃が生活費に占める割合を把握し、リースバック後の生活が安定して続けられるかを確認しておきましょう。
リースバックに関する実際の事例
リースバックを利用した成功事例として、老後の資金としてリースバックを利用し、住み慣れた家に住み続けながら安心して老後を過ごしている方がいます。一方で、買い戻しを視野に入れていたものの、資金が足りず買い戻しができなかったという失敗事例もあります。また、リースバックを利用したが、想定外の家賃上昇により家計が圧迫され、結局退去せざるを得なかったというケースも報告されています。リースバックを利用する際には、成功事例と失敗事例の両方を十分に理解し、自分の状況に合った判断を行うことが大切です。リースバックは一つの選択肢に過ぎませんが、その選択が人生に大きな影響を与える可能性があるため、慎重に検討することが求められます。
まとめ
リースバックは、資金調達を必要としつつも、住み慣れた家を手放したくない方にとって非常に有効な手段です。しかし、リースバックにはメリットだけでなくデメリットも存在するため、利用を検討する際には十分な情報収集と契約内容の確認が不可欠です。もしリースバックの利用を検討している場合は、複数の業者に相談し、最適な選択肢を見つけることが重要です。また、リースバックを利用する際には、長期的な視点での計画とリスクの把握が求められます。
富山市の不動産売買に特化したTUMUGU不動産株式会社では、リースバック型の売買も積極的に行っており実績もあります。
また、富山市のTUMUGU不動産株式会社は、「お客様に損をさせない」をモットーに日々営業活動に取り組んでおります。お客様のニーズに合ったご提案をすることをお約束しますので、不動産の売却をご検討されている方は、是非一度、富山市の不動産売却に特化したTUMUGU不動産株式会社までお問い合わせください。
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