【必見！！】不動産買取・不動産売買は大手、専門業者、地元業者、どこに依頼すればよいのか？

不動産を売却する時には不動産会社に依頼しますが、不動産会社にはいくつかの種類があり、大手、専門業者、地元業者などに分類されます。どの業者に依頼をして不動産を売却するかによって結果が変わってきますので、今回は、大手、専門業者、地元業者などのそれぞれの特徴について詳しく解説していきます。

まず大手不動産会社の特徴から解説していきます。一つ目の特徴としては、知名度が高いという点です。大手の不動産会社はやはり資金力があり、広告に力を入れることができますので、多くの人に知られています。二つ目の特徴としては、店舗数の多さです。大手の不動産会社は全国各地に支店を持っていますので、全国と繋がりがあり、さまざまな場所の不動産を売買することが可能になります。また、それらの支店はアクセスしやすい場所にありますので、気軽に相談しに行くことができます。

大手の不動産会社に買取してもらうことのメリットを二つご紹介します。まず一つ目は、より多くの人に不動産情報を届けられるという点です。不動産を売却するには第三者である買い手を募る必要がありますので、そのための売却活動として物件の宣伝を行いますが、大手の不動産会社は資金力がありますので、広告にお金をかけることができ、広告やチラシの他にもテレビやSNS、ダイレクトメールなどといったように幅広く利用できます。こういった方法で宣伝ができれば、不動産がより多くの人の目に留まりやすく、購入してもらえる可能性が高くなるのです。

二つ目のメリットは、サポート内容が充実している点です。具体的なサポート内容としては、

①住宅診断

設備や建物に瑕疵がないかを確認してくれるサービスで、もし不動産に瑕疵があった場合、後から損害賠償請求をされる危険性がありますが、予め住宅診断を受けておけばその心配はありません。

②ハウスクリーニング

これは不動産を引き渡す前に家の中をきれいに掃除してくれるサービスです。このハウスクリーニングサービスがあればご自身で掃除する手間が省け、効率的にきれいな状態にしてもらえるので便利です。

③買取保証

買取保証とは、売却を始めて一定期間が経過しても売れなかった場合、不動産会社が買取をしてくれるというサービスです。このサービスがついていれば、必ず売却することができるので安心ですが、どの不動産会社にもあるサービスではありませんので、利用したい場合は事前に調べて確認しておく必要があります。

大手の不動産会社に依頼することにはメリットだけでなく、デメリットもあります。それは仲介手数料の値引きに応じてもらいにくいということです。不動産会社に売買の仲介を依頼すると、契約成立時に不動産の代金×3％+ 6万円＋消費税という仲介手数料を支払うことになるのですが、これはあくまでも仲介手数料の上限金額であり、必ずしも全額を請求しなければならないというわけではありません。そのため仲介手数料を柔軟に下げることができたり、ほとんど請求しないということもできる中小の会社に比べて、大手の不動産会社の場合はサービスが画一化されている為、個別の判断ができず、仲介手数料が値引きされることは少ないのです。そして、仲介手数料の満額を請求されることになるというわけです。

大手の不動産会社に売却を依頼すると良いのは、新たに開発された場所にある不動産や、立地がよい場所にある不動産の売却を考えている場合です。なぜなら、開発されたばかりのエリアにある不動産を売却するためには、広範囲から第三者である買い手を募る必要がありますので、大手の不動産会社の幅広いネットワークが役立つことになるでしょう。立地がよい不動産に関しては、大々的に宣伝することで、高額で売却できる可能性がありますので、大手の会社の資金力を活用するとよいでしょう。

専門業者とは、ある不動産の売買に特化している業者のことです。例えば、不動産会社の中にはマンションだけを専門に取り扱う会社などがあります。そういった場合、マンションの専門業者ということになります。マンションのような一般的な不動産の他にも、農地や山地ように特殊な不動産の専門業者もあります。

専門業者はその専門とする不動産の売買に慣れているため、売却をスムーズに行えるというメリットがあります。特殊な不動産の売却には専門知識が必要になりますので、農地や山地のような特殊な不動産を売却する場合、そのような不動産を売却したことがない不動産会社ですと、ノウハウが不十分でうまく売却できなかったり、条件があまり良くなかったりする可能性もあります。そういった特殊な不動産を売却するときは、専門業者に依頼するのがよいでしょう。

専門業者はたくさんあるわけではありませんので、比較して選ぶのが難しいというデメリットがあります。不動産会社を選ぶ際には、複数の会社に査定を依頼して、その結果を比較することで選ぶのが一般的です。そのようにして選ぶことで、自分が希望する条件により近い条件を出してくれる会社と契約が可能になります。ただし、特殊な不動産を売却する場合、対応してくれる不動産会社があまり多くなく、比較検討することができませんので、よりよい条件での売却が難しくなってしまいます。

一般的な戸建てやマンションではなく、山地や農地といった特殊な不動産を少しでもよい条件で売りたいという場合は、専門業者に依頼するのがよいでしょう。

地元業者の特徴としては、店舗数はあまり多くないですが、その地域の情報をよく把握しているという点が挙げられます。

地元業者に依頼すると、地域の情報を教えてもらうことができ、そのおかげで売却がスムーズに進むことがあります。地元業者はその地域の情報にとても詳しく、長年に渡ってその場所で営業を行ってきた業者の場合は、後から参入してきた大手の不動産会社でも知らないその地域の不動産の相場や居住環境に関してなどの情報を持っているということもあります。また、地域住民との繋がりが強く、不動産の購入を検討しているという人を把握している場合もあります。見込み客を把握できていれば、新たに不動産の売り手が出てきたときにより早く売り手と買い手をつなげることが可能になります。

地元業者のデメリットとしては知名度が低いということが挙げられます。地元業者は規模が小さな会社であることが多く、広告資金はそれほど多くありません。知名度があるということは多くの人がその業者のサービスを受けているということですので信頼に値しますが、知名度が高くないと、その業者が信頼できるのか不安に思う方もいるでしょう。そうなるとスムーズに売却できないということになりかねません。多くの買い手は、知名度もあって信頼できる不動産会社から買いたいと考えますので、知名度が低いことは地元業者に依頼するデメリットといえるでしょう。

地元業者に売却を依頼するのが向いているのは、郊外や田舎にある不動産の売却をする場合です。大手の不動産会社でも田舎には進出していない可能性が高いので、そういった場合は地元業者に任せるとよいでしょう。大手の不動産会社であれば郊外にある不動産でも対応してくれるのですが、やはり売却する物件のある地域をしっかりと把握した業者を選んだ方が売却がスムーズに進行します。

ここまで、大手の不動産会社、専門業者、地元業者の特徴について詳しく解説してきました。それでも悩んでしまう場合は、一括査定の利用をおすすめします。一括査定とは、不動産の情報を一度入力するだけで、複数の会社から査定結果を提示してもらえる仕組みです。査定結果は自分に合うものが提示され、査定を行ってくれる不動産会社には大手はもちろん、専門業者、地元業者も含まれていますので、査定結果を見るだけで、どの業者に依頼すると良いかが分かります。査定結果として提示されたのが大手ばかりなのであれば、それは大手の不動産会社に売却した方が自分に合ったよい条件で売れるということになります。

今回は、三つの種類の不動産会社の特徴についてそれぞれ解説してきました。 大手の特徴は、知名度や資金力、充実したサービスがあること、 専門業者の特徴は、ある種類の不動産を専門的に取り扱っている為、しっかりとしたノウハウがあること、 地元業者の特徴は、地域の情報をしっかり把握しているということです。 不動産を売却するときにはそれぞれの業者の特徴を理解した上で、最もご自身に合った業者と契約されるとよいでしょう。

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